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飽き性のくせに次々と新しい設定を妄想して楽しむたかのんの自己満足専用ページ。掲示板にてつらつらと妄想語り進行中。『はじめに』を呼んでください。感想もらえると飛んで喜びます。掲示板は一見さんお断りに見えないこともないけれど、基本誰でも書き込みOKです。
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第一話 逃げろ逃げろ
ハイ・ラガード入国試験
「で? どうすんだ?」
「まずはギルドを作らねば始まらんな」

【冒険者ギルド】

「というわけでたのもー!」
「頼むから目立つ真似は止めてくれ……。周りの奴らが無茶苦茶見てんじゃねえか」
「ふん、良いではないか。この世界樹の迷宮を制するはわらわ達であること、彼奴らに教え込むのも悪くなかろ」
「…………」
「ほれ、さっさとせんか。ギルドの名前とメンバーの登録じゃぞ」
「……はいはい」
(……ああ、結局俺はいつまでもこいつに振り回されるのか……)
「――よし! ギルド名はオレンジガーベラじゃ!」
「理由は?」
「花言葉は神秘、冒険心。ロマンを求めて樹海に挑む我らにはピッタリじゃろ?」
「ロマンじゃなくて金の間違いじゃね?」
「黙れ小童」
「…………」
「ギルドマスターはこのベアトリクス様が務めよう。オズ、お主もさっさと書かんか」
「……はいはい。オズ、と」
「うむ、これで完璧じゃな。さあ樹海に挑もうではないか!」
「…………ん?」
「れっつごー!」

【三十分後】

「おいオズ、どこに行っておったのじゃ。おかげで街中探し回るハメになったではないか」
「悪い。ちょっとギルド長に呼ばれてな……ってお前俺を捜してたのは嘘だろ」
「な、何故じゃ?」
「口もとにソースがついてる」
「ッ!」
「……まあいいや。あのな、ギルド長の言葉なんだが……二人だけで樹海に挑むのは無謀だとよ」
「……まあそうじゃろうな」
「まあそうじゃろうなって、わかってんのか?」
「わかっておるわかっておる」
「ギルドのメンバーを募集したりした方が良いんじゃねえのか」
「嫌じゃ」
「なんでだよ」
「……言わせる気かえ?」
「あん?」
「…………ちゃ、ちゃんと理由ならあるわい。ただ、そのぅ……」
「ちゃっちゃと言えよ。俺は樹海でおっ死ぬのはご免だぜ」
「…………オズ、お主なんか期待とかせんのか?」
「はぁ?」
「天下の美少女ベアトリクス様が、頬を赤らめ視線を逸らしておるんじゃぞ? 男として期待せんのか?」
「何を期待すんだよ」
「実はわらわがお主に想いを寄せていて、誰の邪魔も入らぬ二人旅をしたい、とか。他の女を引き入れたらお主を独り占めできないから寂しい、とか」
「ないな」
「――ちっ、つまらん男じゃのぅ。からかい甲斐がない」
「…………」
「まあ理由は簡単じゃよ。二人の方が実入りはよかろ? くふふふふ」
「……予想通りと言えば予想通りだな」
「金は命よりも重いんじゃ。がっぽがっぽと儲けさせてもらうからのぅ。ふふ、今から笑いが止まらんわ!」
「さっきロマンを求めてとか言ってなかったか…………っと、そうだ、まだ伝えることがあった」
「なんじゃ?」
「ギルドを登録したら俺ちゃ自動で公国民になるんだと。でだな、迷宮に挑む前にゃ公宮に出向く必要があるらしいぜ」
「ふむ……。七面倒だがそれが掟というなら仕方あるまい。郷に入っては郷に従えじゃ」
「だったらギルドメンバー増やせよ」
「嫌じゃ」

【さらに三十分後】

「ふむ。公国への入国試験とな?」
「詳しくは迷宮の衛兵に聞けだとよ」
「ふ。このベアトリクス様にかかればいかな試験も余裕の一言じゃな」
「ほんとにそれで済みゃ良いけどな……」

【さらにさらに三十分後】

「さて、現在の状況を纏めるぞ」
「なんなんじゃあの衛兵。こんなところにわらわ達を放置しおってからに!」
「衛兵に連れられた樹海の途中から、入り口付近の広場までの地図を描け、か……」
「……どうも入国させる気がないように思える試験じゃのぅ」
「ま、やってみようぜ」
「うむ……、おお、そうだオズ。確かスキルポイントやらを入手しているのではなかったか?」
「ああ、そうだな。俺は逃走率アップとAGLアップに振ったぜ」
「逃げる気満々じゃな……」
「あのなあ。そもそも二人で挑むこと自体が無謀なんだって」
「じゃが実入りはよかろ」
「まあそうだけどよ……。五人でも簡単に全滅するのが樹海らしいじゃねえか。それを二人っつったら厳しくないか?」
「生存率を上げるため、か……」
「ああ、そういうこと。お前はキュアでも取っといてくれよ。俺が前衛に行くからな」
「ん? わらわも前衛じゃないのかえ?」
「前衛は敵の攻撃に晒されんだよ。お前は回復役なんだから後衛で回復に努めてろ」
「ふむ……正論であろうしな、まあ従ってやろう。……ふふっ」
「……なんだよ」
「なんでもないぞ? ……わらわの教育方針はあながち間違っておらんかったのぅ」
「お前に教育された覚えはねえよ!」

【三度目の三十分後】

「おい、オズ」
「なんだよ」
「地図を書き終え入国試験を終えたは良いが、一体の魔物も倒しておらんではないか!」
「仕方ないだろ! 装備も何も心許ない状況で剣なんか振るってられるか!」
「むぅ……」
「一旦公宮に報告したら、後は好きなだけ探索も出来りゃ戦闘も出来る。落ち着けよ」
「…………」
「おい?」
「……うむ、そうか、そうじゃの……。すまんかったな、オズ」
「いや、別に良いけどよ……」
「よっし、そう決まったと来たら即行動じゃ! 行くぞオズ、ボヤボヤしてるでない!」
「あ、おい、待てよ。…………ったく、あのババァ……」
「誰がババァじゃ!」
「うおっ」


【ベアトリクス】Lv1 巫術マスタリー1 キュア1 
【オズ】Lv1 逃走率アップ1 AGLブースト2
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