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飽き性のくせに次々と新しい設定を妄想して楽しむたかのんの自己満足専用ページ。掲示板にてつらつらと妄想語り進行中。『はじめに』を呼んでください。感想もらえると飛んで喜びます。掲示板は一見さんお断りに見えないこともないけれど、基本誰でも書き込みOKです。
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クリスマスin三門島
《クリスマス・斑鳩本邸前》

聡介「あー……寒ぃ……」
伊吹「……同意する」
聡介「あのさ、これ何なん? 俺もう家帰って良い?」
伊吹「……本気で同意……」
聡介「何がクリスマスパーティしようぜ、だよ織のバカ」
伊吹「かれこれ一時間以上待ちぼうけているワケだが?」
聡介「雪の降る本邸前でね、寒い中、一時間。チャイムを鳴らせど人は来ず!」
伊吹「ピンポンダッシュすべき。名人吃驚の16連打を見せろ御浦」
聡介「おう、やるか、やったろか! 聖なるクリスマスにピンポン連打じゃ!」
伊吹「いけ!」
聡介「っしゃあ!」

ピンポンピンポンピンポンピンポン

聡介「来いよ織ぃ~。チャイムに誘われて出てきやがれ」
伊吹「……人の来る気配すらないワケだが」
聡介「……つか、今斑鳩邸に人いるのか?」
伊吹「……」
聡介「おい、あのクソ野郎、まさかクリスマスにトラップしかけやがったんじゃねーだろうな!」
伊吹「……否定できない」

聡介「俺がロンリークリスマスを過ごすと知っての所業かおいコラ織! 確かに家でのんびり過ごす予定だったがなあ! 華はねーがなあ!」
聡介「これはまずいだろ織君よ! クリスマスパーティに浮かれて家から出てきたみたいじゃねーか! 俺が!」
聡介「お前主催のパーティなんざ楽しみになんかしてねーからな!? この手にある荷物プレゼント交換用じゃねーしな!?」

伊吹「語るに落ちてる……というか、それ交換用だったのか……」
聡介「交換用じゃねーよ、違うんだよこれぁ」
伊吹「ふっ……」
聡介「何勝ち誇ってんだお前は。お前も俺の同類だろうが。サンタコスなんぞしやがって!」
伊吹「こ、これは織が仮装パーティだという虚偽の情報を……」
聡介「今時仮装パーティにミニスカサンタのコスで来るか普通! 絶対領域が眩しいです!」
伊吹「死ねばいいのに!」
聡介「聖なる夜なんだよテメエ、気になるのは男の性だろ!」
伊吹「死ねばいいのに!」
聡介「薫君はさあ、あれだよ? きっとデートだよ?」
伊吹「負け組が」
聡介「オメーにゃ言われたくねーよコスプレサンタ!」
伊吹「だからコスプレではなく仮装と言っとろうが!」
聡介「るせぇわミニスカ発情サンタが! 惜しげもなく太股晒しやがってからに!」

伊吹「相も変わらずデリカシーのない……」
聡介「五月蠅いわ! 襲われてーのかお前は!? お望みなら俺が襲ってやろうかボケェ!」
伊吹「はぁ!? 出来るものならやってみろチキン!」
聡介「んだとテメェこの、俺は今ご立腹だぞ! クリスマストラップのせいでカンカンだぞ!」
伊吹「私も変わらない。織に舐められるなぞ……屈辱だ」
聡介「優しくはないからな、覚えとけよ!」
伊吹「望むところだ、バカトナカイ。大人しく尻に敷かれてろ」
聡介「ようしよく言った、伊吹サンタさんよォ」スッ
伊吹「あっ」
聡介「何だよ、少し名前呼ばれただけで一気に弱気ちゃんですか? え?」
伊吹「死ねばいいのに、この、この……」
聡介「クリスマスだからって浮かれちゃってまあ」
伊吹「お前も変わらないだろうが!」
聡介「ふん、まあそれはともかく――」


織「……あれー、俺ってばひょっとして凄いシーン撮影しちゃってる?」ジーッ


聡介「 」クルッ
伊吹「 」クルッ
織「続けていいのよお二人さん。これドッキリ企画だから」
聡介「……」
伊吹「……」
織「聖なる夜のミニスカ発情サンタ……てな感じでどうでしょう」
聡介「石見……」
伊吹「……了解」スッ

織「あれ、ちょ、お二人さん、その袋何よ、ねえ?」
聡介「悪い子にお仕置きするサンタクロースもいるらしいじゃねえか? な?」
伊吹「とりあえず腹切れ、話はそれからだ」
織「あ、ちょ、ぎゃああああああ!?」
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便乗
聡介「ふーむ……」
聡介「……うーむ」
聡介「むむむむむ」

棗『聡介くーん?』
聡介「ん? 何だー棗ー?」
棗『入って良いですか?』
聡介「おー」

ガララッ(ふすま)

棗「そろそろご飯にしませんか? ……って、なにやってるんですか?」
聡介「見ての通り、今はやりの断捨離ってやつだ」
棗「はぁ……、それで床一面にスクール水着が散乱してるんですか」
聡介「そういうことだ」
棗「聡介くんって本当にスクール水着が好きなんですね」
聡介「スク水は良いぞ。まずスク水は着用される場所が限られている点で他の水着よりも勝る」
棗「なんでそれで勝ることになるんですか? スクール水着はプールには着て行きづらいですけど」
聡介「ははは。希少価値だよ希少価値。滅多に見られないからこそ惹かれてしまうんだ」
棗「そういうものですか」
聡介「そういうものさ。それに体のラインがよくわかる。棗には特に似合う」
棗「そ、そうですか? えへへ……」
聡介「気が向いたらまた着てくれ。今は寒いから、夏にでも」
棗「はい、わかりました!」
聡介「……さて、うーん……旧型は絶対に捨てられないよな……。とすると新型になるのか……」
棗「旧型?」
聡介「ほら、見てみろ。新型は腰元にスカートみたいなヒダがないけど、旧型にはあるだろ」
棗「ありますね」
聡介「これは水抜きのためにあるんだが、このスカート部分がまた視覚的に大きな魅力を持っているわけだ」
棗「つまり?」
聡介「えっちい」
棗「あはは、なるほど。思春期の男の人は大変ですね」
聡介「そう、大変なんだよ」
棗「じゃあ、旧型の方を残す気なんですね?」
聡介「いや、新型は旧型に比べてぴっちりしてるんだ。どっちにも魅力があって、なかなか決められない」
棗「無理に捨てる必要はないんじゃないですか?」
聡介「そうしたいのは山々なんだが……。押し入れの半分はスク水で埋まってるからなあ」
棗「じゃあ、他の開いている部屋に隔離しておくとか」

※御浦邸は部屋数二十を超える大きなお屋敷です。

聡介「いや、それだと鑑賞したい時にすぐに取り出せないで苛々する」
棗「難儀ですね」
聡介「難儀だ。……まあいいや、とりあえず今は夕食だ」
棗「はい。今日はグラタンにしてみました」
聡介「明後日から俺が料理担当だっけか?」
棗「そうですね。聡介くんのお料理楽しみにしてます」
聡介「……そんなに期待しないでくれ。棗には適わないから」
棗「えへへ」

→居間

棗「はい、それじゃ二人揃ったところで」
聡介「いただきます」
棗「いただきまーす」
モグモグ
聡介「うまい」
棗「上にも中にもチーズを入れたんです」
聡介「コクがあって美味しい……。ほんと、家事能力高いし、いつ嫁に出ても大丈夫だな、棗は」
棗「じゃあ聡介くんがもらってくれますか?」
聡介「お前は何を言っているんだ……」
棗「私、聡介くんのお嫁さん以外にはなりたくありませんよ?」
聡介「はいはいありがとさん」
棗「いっつもそうやってはぐらかすんですから」
聡介「そりゃなあ。……うん、ごちそうさま」
棗「あ、食器はシンクまでお願いします」
聡介「うーい」
棗「お風呂は沸いてますけど、どうします? テレビでも見ます?」
聡介「んー、明日は休日だし……完徹しようぜ」
棗「ということは……」
聡介「昨日本土で買ってきた格ゲーだ」
棗「ふふふ、負けませんよ!」
聡介「こっちもな!」

※二人は重度のゲーマーです


おわり
魔女と生贄
黒羽真夜:ヒロイン。
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